本当に外国為替証拠金取引は儲かるのか?

日中忙しいサラリーマンや家事や育児でまとまった時間の取りにくい主婦などに人気のFX 取り引き。原則24時間いつでも取引ができる、インターネットを介して場所を選ばず取引できるなど自由度の高さは魅力的です。その上、少額で始められて、手数料もリーズナブルで、より高い金利も受け取れるとあれば、こんなに美味しい話はない!と飛びつきたくなるかも知れませんね。でも、使い方次第では敵にも味方にもなり得るのがFX先物取引の真の姿。FXは「Foreign exchange(外国為替)」の略で「外国為替証拠金取引」とも呼ばれます。その名の通り、手元の資金を証拠金(担保)として、外貨を取引するというものです。一見すると外貨預金と似ているので、両者を比較して特徴を確認しましょう。まず特徴的なのが、外貨預金は手元にある資金の範囲で預金をするのに対して、FXの場合手元の資金の10倍〜100倍相当の外貨を取引することができる点でしょう。「レバレッジ」の効果のおかげで、少額の資金で大きな取引ができます。次に、外貨預金は預けた後に円安になると利益を得られるけれど円高になった場合には損失を被るのが原則です。一方のFXは、円高が進む局面では外貨の「売り」からスタートすることができ、円安・円高どちらに転んでも利益を得るチャンスを失いません。持っていないものまで売ってしまう、という取引を不思議に感じる人は少なくありませんが、実は投資信託などの世界ではままあること。例えば株式の信用取引や原油・穀物など商品の先物取引でも実際には所有していないものを売る、いわゆる「空売り」という方法が利用されています。ただ、初心者がいきなり始めるには少々ハードルが高いので、ぜひ脱毛にチャレンジしたいという人は、シミュレーションを利用するなどして感覚を掴むところから始めましょう。外貨預金の利息にあたるのが、FXの「スワップポイント」です。金利の水準が異なる通貨同士を交換する際に、受け取ったり支払ったりする金利差を「スワップポイント」または「スワップ金利」と呼んでいます。例えば、金利の低い日本円で金利の高い外貨を買うと保有期間に応じたスワップポイントを受け取ることができます。さらに、FXの特徴である「レバレッジ」を活用して大きな金額の取引をすれば、受け取るスワップポイントも飛躍的に上昇することになります。ちなみに、スワップポイントは金利の情勢を反映して変動しますが、同じ時期の一般的な外貨預金の金利と比べてみると有利な場合が多いようです。外貨預金の場合、1日に1回〜数回状況を集約して顧客向けの外国為替レート(以下為替レート)を決定するのが一般的です。そのため、実際には刻一刻と変動しているマーケットの状況に対して後手に回ってしまうことも。ところがFXの場合は、マーケットに近いレートをインターネットを通じて提示している業者が多いのが特徴です。1円にも満たないわずかな変動でも、取引する額が大きくなるほど損益もふくらみます。さらにレバレッジを活用すれば、証拠金に対する損益の変動はまさに天井知らず。この為替レートの動きから得られる利益を「為替差益」といい、損失を「為替差損」といいます。レバレッジの効果は、為替差益やスワップポイントの受け取りにはプラスに働きますが、為替差損やスワップポイントの支払いの際にはマイナスに働きます。レバレッジをかけすぎると、証拠金以上の損失を被る可能性があるので注意が必要です。最初は「外貨預金の代わり」と考えて、レバレッジ1倍でスタートするのが得策です。もう少しレバレッジをかけて運用したいという人は、損失を一定範囲にとどめるための「ロスカット・ルール」をあらかじめ設定しておくことを忘れずに。「円安のときに売って、円高になったら買い戻す」ことができるのがFXの特徴ですが、日本円の金利が低い現状では「売り」から始めるとスワップポイントを支払わなければならないケースがほとんどです。うまく読みが当たっても為替差益からスワップポイントの支払分を差引くと利益が目減りしたり、マイナスになってしまうこともあるので要注意。スワップポイントの支払いが生じる取引は控えるか、早めに不動産担保ローンを精算するのがポイントです。