色々な外貨投資法があるけれど「誰でも簡単に儲けられる」魔法の杖は存在しません。でも、取引のしくみやリスクをきちんと理解して望むなら、メリットの多い投資法はいくつもあります。そしてその中の1つがFX。取引にかかるコストや利回り、満期などの時間制限がない点は魅力的です。FXのしくみや注意点については「本当に外国為替証拠金取引は儲かるのか?」をご覧いただくとして、今回は監視カメラをかしこく使いこなすためのポイントをご紹介します。低金利が続く円預金などに比べて、外貨の金利の高さに魅力を感じる人は少なくないでしょう。その際、目安となるのが1年間投資した場合に何%位の利回りになるのか、という点です。例えば米ドル建て預金に1年間お金を預けると、その利回りは約3.6%。一方、FXで米ドルを購入した場合には、スワップポイントと呼ばれる金利調整分を1日あたり●●円などとして日々受け取ることになりますが、現在の水準で年換算すると利回りは約4.6%です。さらにスワップポイントは毎日受け取れ、原則満期などの縛りがないのでフレキシブルな運用ができます。利回りと同じくらい重視したいポイントが手数料。いくら利回りが高くても、取引にかかる手数料が高くては魅力が半減してしまうので、両方をチェックする必要があります。米ドル建て預金の場合、キャンペーンなどを除くと1ドルあたり50銭〜1円程度の為替手数料かかるのが一般的です。一方のFXでは、業者により幅がありますが「売買手数料」などが1ドルあたり5銭〜10銭程度、加えて「スプレッド」と呼ばれる売りレートと買いレートの差を4銭程度としている場合が多いようです。投資をして、利益が出るのはうれしいものですよね。でも、利益を手にしたからこそやらなければいけないことも。それは税金の支払いです。FXにかかわる税金は少々複雑です。理由は、FXには取引業者による「店頭取引」と「取引所取引」という2通りのルートがあるからです。現在行なわれている取引の大半を占めるのが、取引所を通さずに粗大ゴミ・粗大ごみ・不用品回収専門業者などと直接取引をする「店頭取引」です。この場合、利益は「雑所得」として総合課税の対象となります。対象となる所得が多いほど税率も高くなるのがポイントです。一方の「取引所取引」は、東京金融先物取引所が運営する「くりっく365」を通じた取引です。こちらの場合は、「申告分離課税」として金額の大小にかかわらず一律20%と決められています。どちらを利用する方が有利なのかは、働き方や所得の額、どれだけの利益を手にしたかによって異なるので一概にはいえませんが、いずれにしても支払いを忘れることはないように気をつけたいですね。忙しいサラリーマン投資家にとって、ザラバ中に株価チェックができないことは大きな痛手。かといって仕事の合間にこそこそと株価をチェックしていては、仕事にも身が入りません。そんな人のための救世主として最近、注目を浴びているのが「逆差し値」と呼ばれる注文方法です。逆指し値とは、株価が指定した金額まで下がったら売り、指定した金額まで上がったら買いとする注文方法。「指定した金額よりも株価が下がったら買う」という、今までの指し値注文とは反対の指示を出すことから、このように呼ばれています。注意したいのは、ネット証券によっては、この「逆差し値」を取り扱っていないところもあるということ。まずは、自分が口座を開設しているネット証券で逆差し値注文を出すことが可能かどうか、調べてみましょう。逆差し値が活躍するシチュエーションは、主に3パターンあります。●トレンドをフォローする。「上昇買い」「トレンドフォロー」などと呼ばれるのがこのパターン。ずっと株価が横ばいだった銘柄が、ボックス相場を突き抜けて上昇するのは、株価が本格的な上昇トレンドに転換した証拠。逆差し値を使ってこの瞬間を狙えば、株価が上昇トレンドに乗ったところで、タイミングを逃さず買い注文を出すことができます。●利益を確定する。株価がこのまま上がるなら放置、もしも下がってしまっても利益だけはしっかり確定させておきたい!という場合に効果を発揮するのが「利益確定売り」と呼ばれるパターンです。例えば、1,000円で購入した銘柄の株価が現在、1,200円までが上昇しているとしましょう。そんなとき、「まだ値上がりするなら利益を追求したいけれど、値下がりしまって結局損失が出るのは嫌!」――そうに思うのが、投資家の心情というもの。ここで活躍するのが、逆差し値。「株価が1,100円まで値下がりしたら売り」という逆指し値注文を出しておけば、もしも株価が下がり始めても、確実に利益を確保することができるというわけです。この方法を何度も繰り返し使えば、さらに効果はアップ! 株価がそのまま順調に上がり、1,300円になったところで「1,200円まで値下がりしたら売り」、1,400円になったところで「1,300円まで値下がりしたら売り」という具合に、じわじわと外堀を埋めていけば、損失を常に抑えながら利益を追い求め続けることができてしまうのです。●損失を最小限に食い止める。最後が「ストップロス」と呼ばれるパターンです。ストップロスとは、その名の通り、損失を限定すること。1,000円で買った株について「800円まで値下がりしたら売り」という逆差し値注文を出しておきます。そうすれば、株価が値下がりした場合の損失を、最低限に抑えることができるというわけです。株で利益を出すための最大のポイントは、ロスを最小限に食い止め、資金を効果的に回転させること。あれよあれよという間に株価が下がるのを見過ごしていると、損失は一気に膨らみます。だからといって塩漬けにしてしまっては、せっかくの資金を寝かせることになってしまいます。塩漬け株を作らないためにも「ストップロス」は有効な方法です。忙しくてなかなか株価チェックができないという人なら、買い注文と同時に、逆差し値でストップロスのための売り注文を出しておくことをおすすめします。